――まずは、仕事内容を教えてください。
利用者様のご自宅へ訪問し、日常生活におけるヘルパー業務を行っています。食事や入浴の補助、外出の付き添いなど、その方の望まれている生活スタイルに合わせて幅広くサポートさせていただく仕事です。私の場合、基本的には日勤ですが、担当する利用者様によっては夜勤に入らせていただくこともあります。
――夜勤ではどのようなサポートを行うのですか?
歯を磨いて、寝間着に着替えて…といった就寝準備や、夜間の見守りなどがメインです。利用者さんが就寝されるまでを見届けたら、自分もそのご自宅で仮眠を取ります。寝るまでの会話を楽しまれる方や、決まった時間にトイレに行きたい方など、サポートのカタチは様々です。
――どのような前職を経て、『まくら木』に入社されたのですか?
以前は、知的障がいをお持ちの方を対象にした施設運営型の生活介護業務を行っていました。仕事としては充実していたのですが、次第に「経験を活かして、もっと活躍の幅を拡げたい」という気持ちが芽生え、転職を決意。同じ介護業界で、別の分野にチャレンジしてみようと『まくら木』に入社しました。あとは、ちょうどその時期に結婚と妻の出産があり、「将来のために今よりも経済力を養っていきたい」と考えたのも、転職の理由の1つです。
――仕事において、前職との大きな違いなどは感じますか?
利用者様の生活支援という大まかな目的は変わらないですが、サポートに対してのフィードバックをご本人から直接いただけるという点は、この仕事ならではの特徴だと感じています。
「身体を支える時は、右側に重心をかけてほしい」「もう少しゆっくり移乗してほしい」といった細やかなご要望にも対応できるので、よりご満足いただけるサービスを提供できていると思います。
――どのような時に、仕事のやりがいを感じられますか?
利用者様の生活に寄り添い、直接「ありがとう」というお言葉をいただけた時は、「頑張って良かった!」という気持ちになります。日々のやりがいに繋がりますね。
利用者様の笑顔が増えるよう、おひとりおひとりと丁寧に向き合いながら支援に入らせていただいています。印象に残っているのは、ある利用者様のトイレ介助で便座への移乗をサポートさせていただいた時。「前よりも支え方が上手くなったね」と褒めていただき、とても嬉しかったことを覚えています。
――今後の目標などがあれば、教えてください。
『まくら木』ではまだまだ駆け出しの私ですが、研修や日々の業務を通して一通りのサポートスキルを身に付けることができたので、今は次のステップへ進むことが目標です。利用者様のお身体の特徴やお人柄などへの理解を深め、より最適なサービスを提供していくことができるよう、前向きに取り組んでいきたいです。
――仕事への向き合い方で、大切にされていることはありますか?
利用者様とのコミュニケーションの中であらゆる学びや気づきを得ながら、日々の生活をサポートさせていただくヘルパー業務。大きなやりがいのある仕事ですが、他の仕事と同様に大変だと思うことも、もちろんあります。
そんな中で私が意識しているのは、「仕事で得たストレスを上手く発散していく」ということ。趣味を充実させたり、家族と過ごす時間を楽しんだり、自分の気持ちを自由に綴れるノートを作ったり…何でもいいと思います。自分が安らげる方法を知っておくということが、とても大切です。これはヘルパー業務に限らず、どんな仕事にも言えることですよね。「自分を大事にしながら、仕事と上手く向き合っていく」…そこを疎かにしなければ、どんな仕事でもやっていけると思います。
――『まくら木』には、ヘルパーの活躍をフォローする制度などもありますよね。
はい。1人のヘルパーに対して相談役の上司が1人就く、メンター制度というものがあります。利用者様とのことや技術的な悩み、時にはプライベートな話まで、どんなことでもしっかり相談に乗ってくれるのでとても心強く感じています。いつでも親身になってフォローしてくれる方がいるということだけで、新人期間も安心して業務に挑戦することができました。上手くいかないことがあっても、その原因を一緒に考えて次に繋げてくれるので、とても助かっています。
――最後に、求職者の方に向けてメッセージをお願いします!
業界経験はありましたが、私も『まくら木』に入社してまだ歴の浅いヘルパーです。新人ヘルパーさんの不安や悩みなども共感しやすいと思いますので、何かあったらぜひ私にも気軽に相談してもらえると嬉しいです。一緒に成長していける、新しい仲間をお待ちしています!
休日は趣味であるバスケットボールに勤しむ事が多いです。
家族を体育館に連れて子供と一緒にボールを使って遊ぶ事もあります。
何よりも楽しんでいる時間の1つです。